【にゃるほどクノネコ社長】第53回「休業手当の金額 」

このコラムについて

日々の経営の中で出てくる人事・労務問題をクノネコ社長目線で描く4コマ漫画。漫画から労働法のあるあるが学べます。もしかしたらあなたの会社にもクノネコ社長がいるかもしれない。

コロナウイルスによる影響で休業を実施していらっしゃる企業も多くいらっしゃるかと思います。

そこで何割の休業手当を支払うのかで悩むことになるのですが、
従業員のモチベーション・生活のことを考えると10割で支払うのがベストです。

ただ、法律上は「平均賃金の6割以上」であればいいので、
最低限で支払う場合は平均賃金の6割となります。

では、仮に通常の賃金の10割補償しようと思った場合に、
日によって働く時間の異なるパートさんに支払う休業手当の金額はどうなるのでしょうか。

クノネコ社長のように、一律にシフトに入っていないとすることは違法となる可能性があると厚生労働省では回答がされています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00007.html#Q4-10

では、何日・何時間休業したことになるのかというと、
シフトがもともと決まっていた場合は、シフトで定められた時間・日数となります。

日によって労働時間がバラバラ、週の勤務日数も異なる場合は、
実態に沿った判断となります。

平均賃金の計算をするときに直近3か月の労働日数を使用することから、
休業を実施する月前3か月の労働日数・労働時間数の月平均を出して、
それに応じた金額を支払うのがベストでしょう。

例えば休業に入る前の月の労働日数・時間数がそれぞれ

・12日(60時間)
・16日(76時間)
・13日(50時間)

だった場合は、
(12+16+13)÷3≒14日とし、
(60+76+50)÷3≒62時間とするような感じです。

シフトが決まっていなかったからと言って、
一方的に休業手当を支払わないことはパートタイム・有期雇用労働法違反になる可能性があることから、
できる限り社員と同様に休業手当の支払いをするようにしてください。

 

 

 

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