【にゃるほどクノネコ社長】第49回「派遣社員の同一賃金」

このコラムについて

日々の経営の中で出てくる人事・労務問題をクノネコ社長目線で描く4コマ漫画。漫画から労働法のあるあるが学べます。もしかしたらあなたの会社にもクノネコ社長がいるかもしれない。

 

派遣労働者を使用している会社の方は、クロイワ社長の様なお悩みをお抱えの方が増えてきたように感じます。

同一労働同一賃金は中小企業は2021年4月からです。

ですが、派遣労働者に対する同一労働同一賃金は2020年4月から適用されます。

適用に当たって派遣会社からは派遣労働者の賃金をどのように決めるのか
連絡が来ている段階ではないでしょうか。

派遣労働者への賃金の決め方は、
(1)派遣先均等・均衡方式
(2)労使協定方式
のどちらかになりますが、(1)は派遣先に同様の職務に従事する労働者の基準を確認したり、そもそも同様の仕事に就く人がいないなど適用がむずかしいことから、ほとんどが(2)労使協定方式で決定すると思われます。

 

労使協定方式で派遣労働者の賃金を決定する場合は、
➀基本給・賞与等
➁通勤手当
③退職金
の3点において、賃金水準を満たしているのかが基準となります。

 

多くの場合、派遣社員には通勤費や退職金を支払わず、時間当たりの基本給での設定が多いため、見直しにあたって賃金が上昇するということが起こります。

また、職務・勤務年数・技能に応じた賃金テーブルを用意することになるため、
そもそもの基本給も上がるケースがあります。

結果、見直しにあたり、派遣労働者の賃金増額での派遣契約の通知が来ているということなのです。

 

働き方改革では、「非正規社員をこの国から一掃する」と安倍首相が発言していることからも分かるように、非正規社員が安いという感覚がなくなる改革が進められています。

生産性の高い人に、高い給料を。

生産性の低い人は、AIや機械に仕事を奪われるか、かなり低い賃金で。

そんな二極化の社会が到来しようとしているのです。

これからは個人のスキルで戦う時代です。
スキルアップ・成長出来ないと明るい未来は訪れません。

 

皆さんは二極化に備えて準備はできていますか?