【世界のミンワから】第28回「梨売り仙人」

ここから解説です。
中国のミンワです。

一般的には、おじいさんに優しくしなかったお百姓が懲らしめられるので、人にやさしくしましょうと読み解けます。

しかし、問題は仙人だったおじいさんです。
おじいさんは本当にお百姓を懲らしめる必要があったのでしょうか?
優しくしなければ罰を与えてもいいと言わんばかりの行動です。
自分がやさしくされなかっただけでいっぱしの被害者です。
正直、お金を払わずに梨を絶対にもらえると思っている方が図々しいと言わざるを得ません。
お百姓は普通のことをしていただけなのに、いつの間にか加害者にされ、被害者だからと正義を振りかざす被害者に懲らしめられてしまうのです。

優しさとはこんなにも無情なのかと思い知らされるミンワです。

私たちの周りにもこのような話はたくさんあります。
大義があるからと戦争を始めたり、
法を犯したからと、まだ被疑者であるにもかかわらず、個人情報がネットにさらされてしまうのです。

それにしてもおじいさんは結局自分で梨の代金を払っていないことに憤りを感じます。仙人という力を適切に使っていないと思うのは私だけでしょうか?
日本の桃太郎しかり、相手が悪者だから何をしてもいいというのは万国共通なのでしょうか?

皆さんはどう思われましたか?