【ミンワ経営のススメ】第35回「ウィーチャットとLINEの使われ方の違い」

このコラムについて

「物語の力を学び、経営に活かす」
創業時の物語、危機的状況を乗り越えた逆境の物語、商品やサービスが誕生したときのはじまりの物語、大切な社員たちとの出会いの物語。それらを学ぶことは業績アップの第一歩です。なぜなら、経営とは物語の集まりなのです。

今週の日曜日から深圳に来ています。

中国にはIT企業テンセント(本社:深圳)が運営するウィーチャットという10億人が利用するアプリがあります。機能としては日本のLINEとほとんど同じですが、LINEの世界のユーザーが2億人と考えるとその規模の大きさが分かります。

ウィーチャット

そのウィーチャットの機能にウィーチャットペイというものがあります。アプリ内にお金をチャージしてQRコードで決済する仕組みです。

中国国内の支払いは、このウィーチャットペイがあれば困らないと思います。

思いますと書いたのは、わたしは観光でいったのですがこのウィーチャットに登録してもチャージできずに中国国内で使用することができませんでした。観光客は想定していないようです。

日本のLINEと比べて中国のウィーチャットペイは使い方で異なる点があります。

ウィーチャットは、知り合い同士の金銭のやり取りのツールとして頻繁に使われます。日本のLINEとウィーチャットの違いはまさにここだと思います。(LINEにも同様の機能がありますが、中国ではこの使い方が定着している感じです。)

中国でのウィーチャットペイの個人間の金銭のやり取りは、次のような使われ方をします。

割り勘・・友達同士で食事時にいった際に誰か一人が支払って、その後ウィーチャットペイで割り勘する。1円単位まで正確に割り勘できます。

個人間の物の支払いに・・海外などで爆買いしてきたのものを人に譲る際にもこのウィーチャットペイを使います。やり取りした記録も残るので安心です。

お年玉・・中国では春節(2月)の時期にお年玉を渡す習慣があります。大人同士でも渡す習慣がありますが、ここでもウィーチャットペイが使われるようになっています。

日本ではキャッシュレス元年と言われていますが、ウィーチャットペイの事例を見れば、コミュニケーションツールとしての確固たる地位にあるLINEは大きなチャンスがあるように思います。

LINEが手がけるLINEペイがやるべきはpaypayと真っ向勝負でなく、この個人間の商取引をいかに活性化させるかだと思います。