【ミンワ経営のすすめ】第25回「レッドソックスの経営戦略」

このコラムについて

「物語の力を学び、経営に活かす」
創業時の物語、危機的状況を乗り越えた逆境の物語、商品やサービスが誕生したときのはじまりの物語、大切な社員たちとの出会いの物語。それらを学ぶことは業績アップの第一歩です。なぜなら、経営とは物語の集まりなのです。

上原、田澤が2013年にワールドシリーズを制覇

今日は、日本人の上原、田澤選手が大活躍し2013年にワールドシリーズを制覇したメジャーリーグのボストン・レッドソックスの物語。

ボストン・レッドソックスは、最もファンが球場に集まると言われている球団です。

しかし、そんなボストン・レッドソックスにも心配なことがあります。

年々、ファンの平均年齢が上がっているのです。

何とかして子供のファンを増やそうと、現在、球場に来てくれているファンについて詳細な調査しました。

そうすると“3歳~5歳で初めて観戦に訪れる子供の方が、13歳以降に初めて野球を観る子供に比べて、65%もレッドソックスのファンになっている”と言うことが分かりました。

 

そこでレッドソックスは、観客席の一部に子供が遊べる場所を作ることにしました。

これは子供に球場に来てもらうための工夫です。子供は球場に来ても、最初から最後まで集中して観ていることができません。だから子供の遊び場を作ったのです。この遊び場が使えるのは、3回から7回までです。

 

球団の狙いは、次の通りです。 

1回、2回の序盤 球場の雰囲気を体感してもらう。

3回から7回   遊び場で思いっきり遊んでもらう。

8回、9回の終盤 勝った嬉しさや盛り上がり、負ける悔しさを体験してもらう。

 

球場の遊び場でおもいっきり遊んだ後、最終回に席に戻ってレッドソックスが勝つ場面を共有してもらうのです。

そして、この体験が子供を生涯を通じたレッドソックスのファンにするのです。

わたしも、子供のころ父親にナゴヤ球場に連れていってもらったことを覚えています。

全く試合の内容は覚えていませんが、中日ドラゴンズの選手がヒットを打って点数が入り、大歓声が上がったのを覚えています。そして中日ドラゴンズの帽子を買ってもらい、次の日から毎日中日帽をかぶって学校に通ったのを覚えています。そう、その時からわたしは中日ファンとなったのです。。そして今でも中日ファンです。

未来の顧客をどう創造するか?

3歳~5歳の幼児期の子供をどう自社のファンにするのか?

それを考えることの重要性をレッドソックスは教えてくれています。

【球場名】フェンウェイパーク