【にゃるほどクノネコ社長】第46回「天候不良」

このコラムについて

日々の経営の中で出てくる人事・労務問題をクノネコ社長目線で描く4コマ漫画。漫画から労働法のあるあるが学べます。もしかしたらあなたの会社にもクノネコ社長がいるかもしれない。

台風や大雪などの天候不良で早めに仕事を終えて帰ってもらうケースで
問題になるのが、その分のお給料を支払うのかどうかです。

結論から言うと、「ノーワークノーペイ」の原則から考えると働いていない分の賃金を支払う必要はありません。

ただ実際は、時給の方の場合は働いた分だけ支払う形で対応するケースがほとんどだと思いますが、月給社員の場合は早退控除などはせずにそのまま支払うことが多いのではないでしょうか。

警報が出ていて明らかな天災事変の場合で、会社が帰宅指示を出した場合、
その分の賃金を支払う必要はありませんが、
社員の安全の為にと天候が悪くなりすぎる前に帰宅指示を出すこともあります。

この場合、天災事変に当てはまっている訳ではない状態での帰宅指示だと
「使用者の責めに帰すべき事由」に該当するのかどうかが問題となります。

「使用者の責めに帰すべき事由」に該当すると、会社は休業手当(平均賃金の6割以上)を支払う必要が出てきます。

これはケースバイケースになると思いますが、
個人的には天気予報などで電車が止まる・警報が数時間以内に出ることが予測されているような場合は支払わなくても問題にならないと考えます。

働いていない分の賃金をどうするかについては
会社ごとで対応が異なって来るとは思いますが、
最近の異常気象で注意し過ぎて悪い事はないので、
賃金を支払ってでも従業員の安全に配慮することの方が重要になってくるのではないでしょうか。