【にゃるほどクノネコ社長】第43回「在宅勤務」

このコラムについて

日々の経営の中で出てくる人事・労務問題をクノネコ社長目線で描く4コマ漫画。漫画から労働法のあるあるが学べます。もしかしたらあなたの会社にもクノネコ社長がいるかもしれない。

働き方改革で、在宅勤務やサテライトオフィスなどテレワーク勤務が注目されています。

在宅勤務は通勤時間に時間がとられている方や子育て中の方にとって効率的に働くことが出来るというメリットがありますし、
会社にとっても採用しやすくなったり事務所スペースを大きくする必要がなかったりという利点があります。

在宅勤務における注意点は何と言っても「労働時間の把握」でしょう。

パソコンのログを取るということも有効ですが、ログ「だけ」だと今回のチャチャさんのように、パソコンをつけっぱなしにしていると誤った労働時間が出てきてしまいます。

日報などで仕事内容とそれに要した時間の記録をしたり、メールや社内チャットなどで連絡を取り合う仕組みを作ることが重要です。

就業規則の運用によっては、
フレックスタイムを導入したり、裁量労働制を導入することも可能です。
「事業場外みなし労働時間制」については、適用できないことはありませんが、多くの場合において、使用者から連絡可能な状態になっているはずですので、実際は適用できないケースが多いと思われます。

また、チャチャさんとは別で、働き過ぎてしまう方も出てしまう可能性があるので注意が必要です。

そのために、会社は、在宅勤務を行う社員に対しても健康保持義務を負っています。健康診断を受診させることや、残業が多く月80時間を超えるような場合は医師の面談が必要かどうかを確認しなくてはいけません。

さらに、情報漏洩のリスク対策ももちろん必要です。
社内のシステムに外部からアクセスできるようにする場合は、誰がいつアクセスしたのかをきちんと管理しておかないといけないでしょう。

これからさらに在宅勤務などの柔軟性のある働き方が増えるものと想定されますが、導入時は専門家に相談してから導入することをお勧めします。