【にゃるほどクノネコ社長】第36回「人材紹介」

このコラムについて

日々の経営の中で出てくる人事・労務問題をクノネコ社長目線で描く4コマ漫画。漫画から労働法のあるあるが学べます。もしかしたらあなたの会社にもクノネコ社長がいるかもしれない。


採用難が続いていますが、求人媒体への掲載では応募が来ないので、
人材紹介会社へ依頼していらっしゃる方も最近では多くなっているようです。

一般的な人材紹介では、求人原稿の掲載は無料や少額ですることが出来る代わりに、採用すると年収の30~35%という紹介手数料を支払う形になっています。

求人媒体への掲載は、掲載期間が決まっていて、募集が来なくても費用の支払いが発生しますが、人材紹介は採用までにかかるコストを抑えられるので、
上手く使えば採用につながる可能性も高くなります。

ただ、人材紹介で支払う手数料は一般の広告費よりも高額になることも多いので、面接の際の判断基準が厳しくなってしまうことがあります。

例えば年収300万円の人を採用しようとした場合に、紹介手数料が35%だと105万円になります。

本来であればこの105万円は広告費なのですが、
人材紹介の場合は給与としてのイメージになってしまうのです。
つまり、今回のクノネコ社長のように、
一般の求人媒体で応募してきたなら採用になるような方が、
年収405万円の人を採用する感覚になってしまい、
判断基準が厳しくなってしまうということが起こるのです。

また、今は人材紹介会社も採用難です。
紹介できる人が少なくなっているのです。
ということは、どんな会社にでも紹介が出来るわけではなく、
人材紹介会社にとっての上顧客(年間採用人数が多い企業)から優先的に紹介をすることになります。

つまり、利用頻度の低い企業、年間採用しても1人というような企業には
レベルの高い人材が紹介されるケースは低くなってしまうのです。
そうすると余計に、高い紹介料を払ってまで採用したくなくなるということが起こりやすくなってしまいます。

人材紹介手数料が高すぎて嫌だという場合は、
一般の求人募集をする際に少し「就職お祝い金」を直接採用者に支払う形にすると応募が集まるようになるかもしれないので、
一度検討してみてもいいのではないでしょうか。

人材紹介に限らず、採用したい人物の条件(スキル・性格等)を明確にしておかないと、採用基準がぶれてしまい、せっかくの応募を無駄にしてしまう可能性が出てきてしまうので、採用時は必ず基準を設定することをお勧めします。

あなたの会社には金の人材が来るでしょうか・・・?