【にゃるほど!クノネコ社長】第33回「無期転換」

このコラムについて

日々の経営の中で出てくる人事・労務問題をクノネコ社長目線で描く4コマ漫画。漫画から労働法のあるあるが学べます。もしかしたらあなたの会社にもクノネコ社長がいるかもしれない。

今回は「無期転換」についてです。

無期転換とは、改正労働契約法で、同じ職場で通算5年を超えて働いている有期労働者が希望すれば、期間の定めのない労働契約にできるというものです。

今回はパートさんだったので、契約期間がなくなっただけで時給が変わるとか仕事が変わるとかいったことはないかと思います。

無期転換で問題になりやすいのは、契約社員です。

契約社員とは契約期間の定めがあるから「契約社員」と呼んでいたのに、
契約期間の定めのない契約社員はいったい何者になるのでしょうか。

ここの部分はきちんと就業規則で無期転換後の契約社員・パートタイマーがどういう人で、どの規程が適用されるのかを明らかにしておく必要があります。

正社員と同じ時間帯働いているような場合、就業規則で何も決めていないと正社員だと判断される可能性が高くなってしまいます。
今までだと、契約社員にはいろんな手当が付かず、賞与も支給していなかったのに、無期転換後の規程を整備していないがために、
「私は正社員になったので、賞与を支払ってください」と言われかねなくなってしまうのです。

こういうことにならないように、大企業では契約期間をもともと5年以上は更新しないという契約を事前に結んでいることがあるくらい、
きちんと把握しておかないとトラブルの元になってしまいます。

無期転換により、労働者からすると雇用が保証されることになるので安心にはなると思います。
契約満了による雇止めの心配がなくなるからです。

無期転換の申し込みは、シロネコさんが言うように、拒否することはできず、申し込みがあったらそれを受け入れる必要があるのでご注意ください。

同一労働同一賃金が始まる前に、是非無期転換の規程と合わせて就業規則の整備をすることをお勧めします。