【にゃるほど!クノネコ社長】第30回「週休3日制 2」

このコラムについて

日々の経営の中で出てくる人事・労務問題をクノネコ社長目線で描く4コマ漫画。漫画から労働法のあるあるが学べます。もしかしたらあなたの会社にもクノネコ社長がいるかもしれない。

今回も週休3日制の続きです。

前回は週休3日にする代わりに1日の労働時間を長くするパターンでしたが、今回はそもそも1日労働日を少なくする(1日の労働時間は変えない)パターンです。

この場合、ほぼすべての企業が労働時間が短くなったことにより、
給与や賞与が減額される形の週休3日制を取っています。

この形を全ての正社員に適用するのであれば、導入はできますが
クノネコ社長のように、通常の労働時間の正社員がいて、
パートさんや短時間の社員を「(通常の)正社員」としてしまうのはいけません。

そもそもそんなことをしてしまうと、「私たちは正社員なのだから、待遇格差があるのはおかしい!」という話になりかねません。
通常の短時間正社員にするなら問題ありませんが。

週休3日制を導入して1日の労働時間は変えないとなると、
通常はお給料はその分減ってしまいます。

その結果、休みが増えたけど収入が減ってしまっては、
そのような働き方にメリットを感じる方は少ないと思います。

本来であれば、このような形の週休3日制を導入するのであれば、
同時に仕事の質や成果によって給料が支払われる形にするか、
1日分の効率を上げて会社の売上を維持・向上させるしかないのです。

週休3日制というと、聞こえはいいですが、
メリットだけでなくデメリットもきちんと考えたうえで導入しないと、
後々やっぱり週休2日に戻しますということもやりにくくなってしまいます。

それは、不利益変更の問題が関係してくるからです。

働き方改革で、休みを増やす・労働時間を減らすことがフォーカスされてしまいがちですが、本当に大切なのは時間が短くなっても売上・利益が落ちないような
体制整備をさせることだということを思い出さないといけませんね。