【にゃるほど!クノネコ社長】第25回「副業」

このコラムについて

日々の経営の中で出てくる人事・労務問題をクノネコ社長目線で描く4コマ漫画。漫画から労働法のあるあるが学べます。もしかしたらあなたの会社にもクノネコ社長がいるかもしれない。

働き方改革の中に「柔軟な働き方がしやすい環境整備」というものがあります。

その中の一つが副業・兼業の推進に向けた動きです。

今までのように副業は原則認めないという流れから、一気に原則認める形に変更しました。
ただ、副業にはまだ解決していない問題が多くあり、
・労働時間の増加を招くこと(休息時間の減少)
・社会保険・労働保険の適用において、1箇所の給与をベースに支給されてしまう
・通常の業務への支障
などを考えると、まだまだ積極的に副業を認めている企業は多くないのではないでしょうか。

今回は、副業でトラブルになりやすい、夜のアルバイトについてです。
日中の仕事を終えた後に、夜のお店で働く、深夜のコンビニアルバイトをするといったケースです。

会社のイメージダウンにつながるようなアルバイトや深夜に働くことで十分な休息が取れずに、翌日の業務に支障が出るような場合は、副業は認めないとする方がいいと思います。
そのために個人的には副業は原則許可制とし、会社が認めた場合に行うことが出来るようなルールを決めておくことをお勧めします。

副業することで労働時間が増えてしまって過労で倒れたというようなケースでは、副業先・主たる事業所のどちらが責任を負うのかというのも分かりません。
だからこそ、副業を許可する場合でも、どこで何時間働いているのかということをしっかりと把握しておいたほうがいいです。

そこで、少しでも体調に悪影響が表れているような場合には副業の許可を取り消せるようにしておくのです。

すこし時代の流れとは逆行する形になるかとは思いますが、副業を許可する場合については社労士に相談した上、会社の方向性を決めたうえで行うことをお勧めします。