経営において「採用」は重要です。企業の成長には人が大きく影響しています。優秀な人材とどうやって出会い、自社に口説き落とすか、本コラムでは逆求人フェスティバルという全てが逆の求人イベントで、どうやって優秀な人材を採用するかを事例を中心に紹介していきます。
失敗は成功のもとという言葉があるように、採れなかった学生から学べることはたくさんあります。
今回は採れなかった学生からの学びについて書いていきます。

辞退した学生がどの会社にどんな理由で内定承諾したか把握していますか?
できればどの会社にどんな理由で内定承諾をしたかというところまで追っていけると、その学生に対してどんなアプローチをすることが適切だったか見えてくると思います。
最低限、自社の辞退理由は建前ではなく本音の部分を聞くようにしてください。
では、どのようにすれば採れなかった学生から本音を聞き出すことができるのでしょうか?
1.辞退をされる際にしっかりと話す時間を取ること
2.採用活動を通して、学生との関係性をしっかりと構築すること
上記2点が大事だと思います。
辞退の連絡をもらった際に、簡単な電話やメールでのやり取りだけで済まさず、しっかりと話す時間を取るようにしてください。
辞退を防げる可能性も十分にあります。
学生に聞くことリスト
□なぜ選考を受けてくれていたのか?(自社の魅力を知るため)
□なぜ辞退しようと思ったのか?(足りない部分を知り、今後の採用に生かすため)
□今、どんな軸で就活をしていて、どんな会社に魅力を感じているのか?(自分たちの魅力付けが正しかったか知るため)
□その他選考フローや面談内容に対するフィードバックをもらうなど、今後に生かせること
しっかりと本音を聞き出しながら、自社の採用の問題点を見つけ出し、今後の採用に生かすとともに、再度その学生を口説いていきましょう。

辞退の連絡がきたときでなくても、学生の本音をきちんと把握して、適切なアプローチをしていくことは重要です。
日々の学生との関係構築力と本音を聞き出す力を伸ばして、採用スキルを高めていきましょう。