【採用の千手必勝】第16回「内定後のアプローチ」

このコラムについて

 経営において「採用」は重要です。企業の成長には人が大きく影響しています。優秀な人材とどうやって出会い、自社に口説き落とすか、本コラムでは逆求人フェスティバルという全てが逆の求人イベントで、どうやって優秀な人材を採用するかを事例を中心に紹介していきます。

内定を出した後のアプローチについてです。

内定を出してから承諾をしてもらうまで、どんな活動をしていますか?
食事会、社内イベント、面談、インターンなどやれることはたくさんあります。

「そこまでする必要あるのか?」
そう思っている方向けに書いていきたいと思います。

「そこまでする必要あるのか?」と思う方の特徴として、下記があるように感じます。(※全員が当てはまるわけではないと思います。)
・学生が自社に対する気持ちを持っていないならしょうがないと思っている
・学生にとって自社がベストな選択であると思えていない/自社に自信がない
・諦めやすい性格

厳しいことを書きますが、「そこまでする必要あるのか?」と思っている場合、内定承諾に繋がってもそれはたまたまです。内定辞退されると思っていただいた方がいいと思います。

学生は社会を知らず働いたことがない中で、ベストな選択を探しています。
どの会社が一番いいのかわかっていたら悩みません。
承諾も辞退もせずに悩んでいるということは、自社に対してもベストな選択である可能性を感じているということです。

内定を出した学生への対応として、下記のような3社があった場合、どの会社に学生は承諾すると思いますか?
【A社】
「新卒の就活は一回しかないから、納得いくまで色んな企業を見るといいと思うよ!それで当社が一番いいと思ったら是非連絡して!」
【B社】
 「内定者懇親会や社内イベントに参加しながら当社のことを知って、入りたいと思ったら来てほしい!」
【C社】
 「就活の悩みとか知りたいし伝えられることは伝えたいから面談しよう!」(複数回行う)

C社に承諾する確率が一番高いと思います。
理由としては、学生と面談を重ねていく中で、学生の気持ちや考えを理解し、自社の魅力を何度も伝えられるからです。
A社のやり方は、学生のことを思っているように見えますが、C社に勝てる可能性はとても低いです。A社への志望度が上がる要素がなく、時間とともに気持ちが薄れていくと思います。
B社のように学生と接触する機会を設けることは大事ですが、学生の気持ちを知る時間や学生に対して自社の魅力を伝える時間が少ないため、C社が魅力を伝え続けた際にB社が選ばれる可能性は低いでしょう。

採用は結婚と似ていると思います。
同じレベルの男性3名からプロポーズされた場合、熱量が高い男性を信じたくなりませんか?
「他の男の方がいいかもしれないけど、僕も悪くないよ」みたいな男性に人生預けることはできませんよね?
誰と結婚するのが正解かは結婚してみないとわかりません。「おれと結婚した方が幸せになる」と何度も言ってくれる男性に人生を預けようと思うのが普通なのではないでしょうか?

内定者への積極的なアプローチに気が引ける気持ちもわかりますが、学生は決断するための情報を求めており、内定先が自分に対してどのような気持ちを抱いているかという点も判断材料ですので、「学生にとって自社が一番いい選択だ」という自信をもってアプローチをしていただければと思います。