【にゃるほど!クノネコ社長】第21回「リーグ制覇」

このコラムについて

日々の経営の中で出てくる人事・労務問題をクノネコ社長目線で描く4コマ漫画。漫画から労働法のあるあるが学べます。もしかしたらあなたの会社にもクノネコ社長がいるかもしれない。





最近はセクハラとパワハラ両方行ってしまうことを、「セ・パ両リーグ制覇」と言うそうです。
今回の「マ」は「マタハラ」の意味です。

パワハラは企業に防止措置をとるようにとは言われていましたが、法律での義務付けでは今までされていませんでした。
それを法制度化しようという流れになってきています。

パワハラには大きく分けて6種類あり、
1)身体的な攻撃
2)精神的な攻撃
3)人間関係からの切り離し
4)過大な要求
5)過小な要求
6)個の侵害
に分かれます。

今回クロイワ社長が行ってしまったのは、5)過小な要求です。
過小な要求というのは、本来の職務よりも著しく低いレベルの仕事をさせられるというものです。
某引っ越し会社で、シュレッダー係にされたり、「追い出し部屋」などと呼ばれる部署に異動させられたのもこの一種です。

ただ、パワハラはどこまでが指導でどこからがハラスメントかの境界線が分からなかったため、
なかなか法律化に至っていませんでした。

それが、社会的にもパワハラの問題が無視できないほど大きくなってきたことをきっかけに、
法制化に向けて、パワハラ・セクハラ・マタハラの研修が人気となっています。

ハラスメントで難しいのは、本人にハラスメントをしているという実感がない事です。
特にマタハラ・パタハラは平成29年に育児介護休業法の改正とともに出来た規制ですので、知らない人もまだまだいます。
それがゆえに、知らないうちにマタハラ・パタハラをしてしまっているということが多いのです。
(「育児休業制度を使うな、育児の時短をするくらいならパートになれ」など)

パワハラの法制度化をきっかけに、皆さんもハラスメント研修を採り入れてみてはいかがでしょうか。
これからは管理職には必須の研修になると思います。