【にゃるほど!クノネコ社長】第18回「食事手当」

このコラムについて

日々の経営の中で出てくる人事・労務問題をクノネコ社長目線で描く4コマ漫画。漫画から労働法のあるあるが学べます。もしかしたらあなたの会社にもクノネコ社長がいるかもしれない。





働き方改革の中でも、企業に大きな影響を与えるのが、「同一労働同一賃金」の制度化です。
前提条件が同じ働き方だったら等しい待遇(均等待遇)にしてください、
前提条件が違う場合はバランスの取れた待遇(均衡待遇)にしてくださいというものです。

同一労働同一賃金ガイドライン案には、
正規社員と非正規社員の待遇格差で問題になる例・ならない例が記載されてありますが、
それを見る限り職務に関係のない手当(皆勤手当・食事手当・住宅手当等)に格差を設けるのは
問題だと記載されています。

現在正社員にしか支給していない手当がある場合で、危険度が高いのが、
今回テーマとなった「食事手当」と「皆勤手当」だと思います。

平成30年6月1日に最高裁判決の出た【ハマキョウレックス事件】【長澤運輸事件】では、
両判決共に「皆勤手当」の格差を不合理だと判断されました。
現在「精皆勤手当」や「食事手当」を正社員のみに支給している企業様は
廃止にするのか、基本給に組み込んでしまうのか、非正規社員にも手当を支給するのかという判断が求められます。

同一労働同一賃金の制度化は中小企業は2021年4月から(大企業は2020年4月から)施行されます。

それまでに急ぎ手当の見直しをしていかなければいけないのです。

また、これら手当を含めた賃金・待遇の格差の説明が求められるようになってきます。
同一労働同一賃金が施行されると、非正規社員の処遇は上がるでしょう。
その分の人件費を労働時間を削減しながら捻出しなくてはいけないという
困難な課題が企業には与えられるのです。

クノネコ商事はこの課題をどうやって解決していくのでしょうか。
そして皆さんはどのように見直しをかけていきますか?
今から考えていかないと2020年・2021年はあっという間です。